海外旅行保険はクレジットカードの付帯保険で賄えるか?

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クレジットカード付帯保険の説明書海外旅行に役立つカード
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【2021.6.1追加投稿】

本記事で紹介した下記のクレジットカードの付帯保険は付帯条件が変更となりました。

  • 「セゾンゴールド・アメリカンエキスプレスカード」

➡️2021年7月1日から利用付帯に改悪

  • 「ミライのカードゴールド」 

➡️2021年2月1日より利用付帯に改悪

  • 「EEXカード」➡️2020年11月より新規募集停止中

筆者は、しばらくコロナ禍ということで海外旅行していませんが、コロナ後の海外旅行を計画していますので、代わりのカードを検討中です。

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高齢者ほど海外旅行保険は必須です

筆者夫婦は年金受給世代です。「夫婦で海外旅行!」「家族で海外旅行!」を楽しみにして、その実現に向かって日々生活することで活力を涌き出だしています。

シニア世代の海外旅行はそもそも日本以上の事故や事件のリスクが高い国へ行く可能性が高い上に、「高齢」というリスクが高くなる要素が加わることで、いっそう、海外旅行保険の必要性は高まります。

各保険会社のWEBサイトを閲覧すると、高齢者の旅行中での病気や事故の発生率が高いことを例示し、海外旅行保険の必要性を訴えて警鐘を鳴らしています。

筆者は、これまで複数の国で海外駐在の経験があることから、これらの警鐘は保険商品の販売のためと侮ってはならないと思っています。

現在は、ネットで多くの医療保険の情報や旅行保険診療の事例を調べることができます。

JI(ジェイアイ)傷害火災保険株式会社」様のWEB㌻に海外での事故事例なども掲載されております。ぜひご一読してみて下さい。

また、保険求償の対象となった事故や事件をまとめており、毎年度の海外旅行保険契約者の事故発生状況についてまとめています。

筆者は現役のサラリーマン時代には、会社負担で高額な駐在保険に入っておりましたので保険で悩まずに済んでいました。退職した現在は年金収入だけなので、「海外旅行保険」をできるだけ、クレジットカードの付帯保険で賄うことを考えています。

しかし、年に1度の海外旅行ならば、保険会社の保険商品に加入した方が安い場合もあるので、クレジットカードの年会費との比較が必要です。

そのため、充実した「海外旅行保険」が付帯するクレジットカードを探し、カードの選択には気を使っています。超高額なプラチナカードの所持は無理ですが、できるだけ対費用効果の高いクレジットカードを所持することで海外旅行保険の費用を節約しています。

海外での医療費や医療搬送費がどれだけ高額になるかを多少なりとも知っているので、海外旅行保険が必須であると思っています。

現在は、どこに行くにしても、

  • 「治療費」の補償額は自動付帯の合算額で1000万円以上にしています。
  • 「搬送費」も1000万円程度以上になるようにしています。

高齢になると、日本までの医療搬送が必要になることが多いと思っているからです。

補償額はアメプラを目安に1,000万円を目指しています

 旅行を計画している段階で、必要な補償額の情報収集をネットで十分調べられるので、必要額を見積もっておく方が良いと思います。

筆者は、これまで海外駐在した経験から、大まかな補償額の目安として次のように考えている。

地域治療費(軽度)治療費(中度)治療費(重度)医療移送費用
アジア300万円500万円1000万円500万円
アメリカ・ハワイ諸島500万円800万円1500万円800万円
ヨーロッパ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド300万円500万円1000万円1000万円
アフリカ300万円500万円1000万円1000万円

 海外旅行で必要な補償額は、アジア方面やヨーロッパ方面などの地域ごとにおおよその金額が提示されますが、当該国(首都)に日本並みの医療施設があるかどうかで変わってきます。旅行先の国の首都に日本並みの医療施設がない場合は、空路で医療施設のある国まで緊急医療搬送しますので、かなりの費用(数百万円以上)がかかります。

保険を選ぶ場合は、旅行先の医療事情と搬送先までのコストも含めて補償額を検討する必要があります。

  • 特にアフリカに行かれる場合は、ヨーロッパまでの医療搬送を含めるのが望ましい
  • 南太平洋諸国にゆかれる場合は、ニュージーランドかオーストラリアまで、あるいはハワイまでの医療搬送が必要になる
  • 南アジア・東南アジアに行かれる場合は、基本は首都での治療となるが、重症の場合はシンガポールかタイまでの医療搬送か、日本までの移送が必要になる場合がある。日本国内に居住するご家族は、日本への移送を希望することが多い。

各社の保険料は、ネットでも確認できますので、事前に確認し、自身の体調体力や健康上のリスク、渡航先の医療状況、現地での観光・活動内容に応じて、適切なものを選択しましょう。

筆者が考える「治療費と移送費」を合わせた費用のおおよその目安は以下の通りです。

  • アジア地域では、1,500万円、
  • ヨーロッパでは、1,000万円、
  • アメリカでは、2,000万円、
  • アフリカ地域では、ヨーロッパに移送して治療すると、2、000万円、
  • 南太平洋地域では、オーストラリアに移送して治療の場合、1,500万円、ハワイに移送して治療する場合、2、000万円、

もし、日本への「医療搬送費」まで含めて見積もると、さらに費用がかかる場合があります。

詳しくは、保険会社のサイトで情報を収集して検討していただきたいと思います。

筆者は、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(略称アメプラ)の付帯保険の補償額を目安にしています。

疾病治療1,000万円
傷害治療1,000万円
救援者費用1,000万円
携行品損害100万円
賠償責任5,000万円

渡航先によって備える補償額が少なくても良い場合がありますが、傷害治療・疾病治療費用・救援者費用の各々について、1000万円相当の補償額なのは秀逸だと思います。

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(年会費税込143,000円)の旅行保険は大変魅力ですが、年金生活者としては、年会費の負担が重いので断念しています。

代替策として、複数のカードで合算させることで、アメプラ並みの補償額の目処が立つようにしています。

もし、複数のカードで合算させても、補償額が不足する場合は、不足分を補填するために旅行保険に加入すると安心です。

付帯保険が充実した有用なカードもあれば使えないカードもあります

クレジットカードに付帯する保険の種類

クレジットカードには、次のような海外旅行の際に役立つ付帯保険があります。高額な年会費のカードほど充実していますが、クレジットカードの種類によって補償内容は異なります。

年会費が無料のカードや年会費の安いカードの場合は海外旅行保険そのものが付帯していない場合もあります。海外旅行保険目的でカードを選ぶ際には、補償項目や補償金額まで内容をよく確認してください。

  • 1:傷害死亡・後遺障害
  • 2:傷害治療費
  • 3:疾病治療費
  • 4:救援者費
  • 5:携行品損害
  • 6:損害賠償
  • 7:航空機遅延補償
  • 8:旅行キャンセル代補償
  • 9:犯罪に巻き込まれた場合の補償

海外旅行では、事故や病気の特に役に立つのが「2:傷害治療費」と「3:疾病治療費」「4:救援費用」の補償額です。

海外旅行保険で最も重要なことは、海外でケガや病気を治療する為の補償額が高いことです。死亡保障が高い事を標榜していても、怪我や病気の治療費の補償額が低いものがあります。

一般的には、同一のカード会社が発行しているカードの場合は、高額の年会費を支払うカードの方(一般よりもゴールドカードやプラチナカード)が補償額も高い傾向にあります。

補償額が不足しているとわかれば、不足分を補う保険商品に加入することで、少ない出費で済む場合があります。

自動付帯と利用付帯

クレジットカードに付帯している保険には、

  • 自動付帯
  • 利用付帯

いう2種類の付帯方法があります。

「自動付帯」の保険は、カード会員になっていれば自動的に適用される保険で、所持しているだけで、保険が適用されます。

「利用付帯」とは、その保険と適用させるためには、保険の説明書に記載されている通りの条件を満たしている必要があります。その条件を満たしていなければ保険の適用はされません。

利用付帯の適用条件とは一般的には、

  • カードで公共の交通機関を利用すること
  • 旅行会社が企画するツアー料金をカードで支払うこと

で利用付帯の条件を満たすことができます。

海外旅行の場合はカード決済する場合が多いもで、利用付帯でも問題がないことになりますが、詳しくは事前にカード会社で確認することをお勧めします。

カードによっては、自動付帯分に、旅行費用をカード決済することで利用付帯分が上乗せできるカードもあります。

筆者は、海外旅行保険が付帯しているカードを複数枚所持していますが、利用付帯分が上乗せできるカード(SPGアメックスなど)も所持しています。そのため補償額が上乗せできるクレジットカードを旅行の決済に利用しています。夫婦で一緒の旅行の場合にも、夫婦別々に決済することもあります。

自動付帯の旅行保険の場合は、クレジットカードを複数枚持っていれば、補償額はその枚数分合算することが出来ますが、利用付帯の条件を満たしておくと、さらに上乗せができ、より多くの補償額になります。

自動付帯のカードは補償額の合算用に必須の便利さです

自動付帯の優れている点は、各カードの傷害死亡・後遺障害以外の補償額が所持するだけで合算できることです。利用付帯だと使わない限り保険は有効になりませんが、自動付帯なら所持しているカードの枚数分合算できます。

  • 【傷害死亡・後遺障害】→合算できずより高い方の1枚の補償額が適用される
  • 【治療費などの補償】→合算後の金額が最高補償額になる

最も、必要な補償額が合算できるのは嬉しい限りです。

筆者は、海外旅行保険をクレジットカードの付帯保険を主軸に考えているので、自動付帯のクレジットカードを複数枚保有することにしています。

高齢になると、クレジットカードを断捨離する場合がありますが、海外旅行を目指すならば、補償額の大きい海外旅行保険が自動付帯で付くカードを多く持っていた方が、万が一の場合は得になります。

補償額の低いカードの場合は、多くの枚数のカードを安全に所持しなければなりませんので、海外旅行中には所持と保管・使用には十分に気をつけなければなりません。

高額な補償額のカードであれば所持する枚数は少なくて済むのがメリットです。ゴールドカードやプラチナカードは、自動付帯のカードがほとんどですが、補償額は200万円から1000万円まで様々で、必ずしも所持する枚数を減らせるわけではないのが悩ましいところです。

年会費が無料のカードの中でも、自動付帯で治療補償額が200万円以上のクレジットカードはわずかですが存在します。そのため、年会費が高額になるゴールドやプラチナカードは、補償額の大きい保険が自動付帯するカードを選び、合算目的で比較的年会費が安価なカードを所持することにしています。

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(年会費税込143,000円)は、付帯する海外旅行保険は大変魅力的ですが、筆者にはとても持てるだけの経済力はありませんし、海外旅行保険目的で持つべきものでもないと考えています。保険会社の海外旅行保険の方が、はるかに安価だからです。

筆者の家庭では年会費が有料のカードを主軸に据えて、さらに複数枚の有料・無料のカードを使ってアメプラ相当の補償額まで積み上げています。

夫婦で旅行する場合は家族特約付きカードがオススメ

家族特約のメリットと注意点

筆者は夫婦で一緒に旅行することが多いので、「家族特約」付きの保険が付帯するクレジットカードを複数枚持っています。

「家族特約」とは旅行に同行する家族にまで海外旅行保険が適用されるという特約です。配偶者は当然家族特約の対象なので様々な補償を受けることができます。

ただしこの家族特約がつく海外旅行保険は、年会費が有料のゴールドカード以上なので、入会する場合はお得な入会キャンペーンの時を狙うのも一つの方法です。筆者はそうして発行しています。

カードを選ぶ際の注意点は、家族特約の対象者の補償額が、本会員の半分程度のカードがあります。筆者は夫婦同額を目指しているので、できる限り、夫婦とも本会員になるようにしています。

キャッシュレス決済が必須! 家族カードもキャッシュレスで!

筆者のような一般的サラリーマンが退職して海外旅行にゆく場合、万が一の事態が発生して数百万円以上の多額の医療費を現金で支払うことを求められても現実的に不可能です。クレジットカードで支払うにしても、カードの支払い限度額が対応していないと支払いはできません。

従って、筆者の場合は経済的にも、キャッシュレス診療が絶対不可欠です。クレジットカードに付帯する保険がキャッシュレス対応でない場合は、いくら自動付帯で補償額を積み上げても、多額の医療費が請求される重大事故や病気の場合は全く役に立たないからです。

保険会社の旅行保険は、今やすべてキャッシュレス診療ができると言っても過言ではないでしょう。この点はやはり保険会社の旅行保険に優位性があります。

クレジットカードに付帯する保険でも、特に高額な会費を支払うゴールドやプラチナクラスのクレジットカードの付帯保険は、キャッシュレスに対応の保険が付帯していることが多いと思います。

筆者は、万が一の場合を想定して、年会費が有料でも、「キャッシュレス対応」の海外旅行保険が付帯しているカードを複数枚保有しています。

保険会社の海外旅行保険の場合、「キャッシュレス対応」で「24時間・365日対応」を標榜していますので、現地で治療費を一切立て替える必要がないものが多くあります。ここがとても魅力的です。さらに、短期間の旅行では保険会社の保険料の方が安価な場合がありますので、必ずしも、高額なクレジットカードを保険目的で持つ必要がない場合もあります。

配偶者の補償額を家族特約で対応する場合は、搬送された病院での診療時に、カード会社が、家族かどうかの判断が即座にできないことから、キャッシュレス診療ができない場合がでてきます。

そのような事態を防ぐ意味で、家族特約の適用条件に家族カードの発行がない場合でも、配偶者を家族会員にしてカードを発行しておいた方が、即座に会員確認ができ、夫婦共にキャッシュレス対応が可能になると思います。

配偶者を家族会員にすると年会費が発生しますが、筆者は同行する家族には家族カードを発行しています。

家族特約で二重に補償額を積み増しできる

家族特約付きの付帯保険の場合に、夫婦それぞれが個別にクレジットカードの本会員になっておくことで、相互に家族特約が適用され、合算額が積み増しできます。

もちろん、年会費は2倍になるので、保険に加入するコストとの比較で判断する事になります。

メリットは、夫婦のどちらも本会員としての補償額がある上に、それぞれの家族特約分(妻は夫の家族特約の対象で、夫は妻の家族特約の対象になる)での補償額がさらに積み増しができる事です。

もし保険目的ならば、カードの年会費が、保険商品の1人分の保険料より割安なら、夫婦が別々に本会員になるメリットがあると考えています。

夫婦で年に何度も海外旅行に行かれるならば、保険会社の保険料よりカードの年会費の方が安くなる場合が多いと思います。

家族特約が付帯しないカードで、補償額を倍額にしようと思うと2種類以上のカードの本会員になる必要があり、カードの所持枚数が増えてしまいます。しかし、家族特約付きのカードを使うと、夫婦がそれぞれ本会員になるだけで倍額(家族特約分が本会員と同額な場合)に積み増しができるので、所持する枚数は1枚ですみます。

筆者は、この方法で枚数を増やさず積み増しを行なっています。

補償額の合算を前提に自動付帯のカード選び

筆者は、退職後に「夫婦で海外旅行」を目指しているので、夫婦ともに高いレベルで「安心」を準備することにしています。

その条件は

  • 自動付帯
  • キャッシュレス
  • 家族特約付き

です。

この3条件を満たすカードを探すと、年会費が有料なゴールド以上のカードになるので悩みます。その中から、治療補償額が300万円以上のカードで年会費が安価なカードを保険目的で発行しています。

保険会社の保険に加入する料金と比較すると、年会費は1万円以下のカード、できれば5,000円以下のカードを選ぶことにしています。

年会費無料のカードは、家族特約がなくても、夫婦がそれぞれ本会員になれば済むことなので、「自動付帯」「キャッシュレス」の2条件が満たされれば、補償額が200万円以上ならば積極的にカード会員になることを選択しています。

アジアなどの医療費が多少やすい国にゆく場合には補償額が少なく済む場合がありますが、ビーチリゾートに行くことを考えると、首都から離れることを想定して、できる限り高い補償額が望ましいと考えています。

アメリカやハワイ、またヨーロッパなどにゆく場合には、1千万円程度までに積み増す工夫をすることでよりいっそうの安心を手にすることができます。

所持する枚数は多くなってしまうので、その所持や保管には十分気をつけることが必要です。年会費が高くても補償額の高いカードを所持することで枚数を減らせるなら、カードの紛失や盗難、不正使用を防ぐ意味では安全です。

年金受給世代の筆者夫婦は、補償額を積み増すにも、可能な限り“コスパ”が良いゴールドカードと年会費の安いプラチナカード、また、無料のカードなどの組み合わせで、“安心”な海外旅行にしたいと思っています。

「保険」目的でのおすすめクレジットカード

筆者が保有しているクレジットカードは、日常の決済やショッピング用のカードが多く、海外旅行の「付帯保険」という点では見劣りがするものが多くありました。

日常のメインカードとしての利点と海外旅行の付帯保険が高いレベルで両立しているカードを探してきたのですが、年金受給者世代の収入で、年会費を払い続けられる範囲でカードを探すと、やはり1枚で済ませることはできないと思います。

年会費の安い複数のカードを、その利点を生かしながら使いこなすことが肝要という結論になりました。

保険会社の保険に加入するよりいかに“コスパ(対費用効果)”が優れたカードを保有するか、これが年金世代にとっての課題です。 旅行保険料より“お得”でなければ本末転倒になります。

年会費無料のクレジットカード

筆者の家庭では夫婦一緒に旅行することが前提で「海外旅行保険」を考えています。クレジットカードに付帯する「海外旅行保険」が、「自動付帯」で「年会費無料」のクレジットカードならば、保険料が無料で補償が受けられると言っても良いと思います。

日本で発行されているクレジットカードが何千枚もある中で、「200万円」以上の「海外傷害保険」が付帯して上記の条件を満たすのはわずかです。

そのカードが、「REXカード」と「EPOSカード」です。

「REXカード」および「EPOSカード」の付帯保険の適用は会員本人だけです。家族は対象外ですので、配偶者も本会員にしてカードの発行をすることで保険が適用されます。

この2枚があれば、合算すると400万円(疾病治療費のみ470万円)の補償額にできます。

我が家でも夫婦で本会員になってそれぞれカードを発行しています。死亡補償以外は合算できるので、ハワイや離島のビーチ巡りの旅で万が一の場合はありがたい合算用カードになると思って発行しました。補償額は十分ではないのであくまでも上乗せ用です。

  • REXカードの特徴は以下の通りです。
REXカードVISA券面画像
REXカード治療費用200万円という充実した海外旅行保険が付帯する。家族特約がないので、夫婦それぞれが本会員になる必要がる。
年会費無料
付帯自動付帯
キャッシュレス対応キャッシュレス可
治療費用200万円
救援者費用200万円
事故死亡・後遺症2,000万円
携行品損害20万円
賠償責任2,000万円
  • エポスカードの特徴は以下の通りです。
エポスカード傷害治療の補償額200万円はREXカードと同等。疾病治療の補償額270万円は、年会費無料カードの中では最高額。家族特約がないので、夫婦それぞれが本会員になる必要がる。
年会費無料
付帯自動付帯
キャッシュレス対応キャッシュレス可
治療費用疾病270万円・傷害200万円
救援者費用100万円
事故死亡・後遺症500万円
携行品損害20万円
賠償責任2,000万円


家族特約付きで最高の“コスパ”のミライノカード(MIRAINO CARD Gold JCB)

ミライノカード プラチナ券面画像
ミライノカード ゴールド券面画像

我が家ではすでに夫婦でSPGアメックスをメインカードにし、他にサブカードとして、プライオリティパスの発行のためのカードもあります。しかし、私たち夫婦が目指している1千万程度の補償額に対して、数百万円程度不足しているので、追加のカードを探していました。

そこで、補償額の積み増しを検討した結果、「ミライノカードGold(JCB)」を発行することにしました。

できるだけ年会費を抑えて補償額を積み増すには、税込年会費3,300円で、傷害治療費が500万円の補償額はとても魅力的です。

「ミライノカード」は住信SBIネット銀行が2017年11月から出している、SBIカードの後継カードにあたります。 JCBとマスターカードの二つのブランドがあり、JCBはJCBが、マスターカードはライフカードが発行引き受け会社です。そのため、ブランドによって付帯サービスが異なります。

JCBブランドのカードには、一般カード・ゴールドカード・プラチナカードの3段階のグレードがあります。ネット銀行系のカードなのでマイナーな印象がありますが、その「ゴールドカード」に付帯する海外旅行保険の治療費の補償額を見ると、そのダントツの“コスパ”に際立つ魅力があります。

筆者は、住信SBIネット銀行に口座を持っていることもあり、迷わず、JCBブランドのゴールドカードを発行しました。

自動付帯で、傷害治療費・疾病治療費の補償額が500万円というのは、アメックスゴールド(税込年会費31,900円・補償額300万)、SPGアメックス(税込年会費34,100円・補償額200万)、MUFGカード・フラチナ・アメックス(税込年会費22,000円・補償額200万)と比べると、非常に“コスパ”が良いと思います。

「ミライノ カード」にはプラチナカードもあり、傷害治療費の補償額を1,000万円にすることもできます。その補償額の大きさはとても魅力的ですが税込年会費が27,500円です。

ゴールドカード(JCB)が3,300円の税込年会費で圧倒的にコスパが良いこととで、夫婦2人が本会員となり、お互いに家族特約を利用して二重の積み増しができます。この圧倒的な“コスパ”の良さが最大の決め手です。

「ミライノ カード GOLD JCB」の特徴と補償額を確認すると下記の通りです。

  • 3,000円の年会費で自動付帯の充実した海外旅行保険を手に入れることができる。
  • キャッシュレス対応は
  • ゴールドカードと呼ばれるカード中では最高額の補償額も
  • 家族カードの発行が不可だが、夫婦で本会員になれば支障はない。

補償内容

本会員補償額

家族特約
死亡・後遺障害5,000万円1,000万円
傷害治療500万円250万円
疾病治療500万円250万円
賠償責任5,000万円2,500万円
携行品損害50万円25万円
救護者費用300万円150万円

「ミライノ カード GOLD(JCB)」の本会員への傷害・疾病補償は500万とゴールドカードの中でも最高額かなと思わせる補償額です。

家族特約の補償は半額となりますが自動付帯なので便利です。しかも本人も家族もキャッシュレスで治療を受けられるのはありがたいです。

ただし、家族特約が付帯していますが、家族会員制度はないことから、家族カードの発行はできません。

筆者は、本カードの年会費が安いことから、夫婦それぞれが本会員になることにしました。

家族特約が自動付帯であることから、互いに500万円に250万円の家族特約分を加算でき合計で750万円の補償額とすることができます。

すでに保有しているカードの補償額と合わせると。夫婦それぞれが1千万円以上の補償額にでき、ハワイやアメリカに旅行しても一応の安心なレベルにすることができるのが最大の魅力です。

“コスパ”を追求する年金受給世代の夫婦にはおすすめです。

なお、JCBブランドなので海外ではハワイや韓国など一部の地域でしか使えないなど、不便な面もあります。海外でのショッピングや宿泊代などは他のカード(VISAかMasterCardかアメックス)を利用することにして、保険用と割り切って所持することにしています。

なお、ミライノカードには、MasterCardもありますが、ゴールドカードはTravelers Goldと呼ばれ、年会費が1万円です。

しかし、補償内容は年会費3千円の「ミライノ カードGold(JCB)」と同じですので、保険用なので、JCBブランドのカードを発行しています。

家族特約付き“高コスパ”のゴールドカード2選

自動付帯で家族特約の旅行保険を探すと、ゴールドカードか、プラチナカードになります。本会員には300万円以上、家族にも200万円以上の補償がつくカードで、年会費ができるだけ“格安“なカードを探すと、わずかなカードに絞られます。

a,セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード

300万円の治療費の補償がつく充実した保険が付帯するゴールドカードです。しかも、家族特約にもかかわらず、家族の補償額も本会員と同じ300万円である点は、夫婦で海外旅行に行くには、ピッタリです。

年会費が初年度無料ですので、1年間は無料で家族全員の海外旅行保険を手に入れることができます。1年以内に海外旅行に行かれる方にとっては有力な選択肢になると思います。

しかも、配偶者に家族カード1枚を無料で発行できます。2人分のカードが発行できて、キャッシュレス診療の身分証明にもなります。

特筆すべき点は、アメックスゴールドカード(年会費 税別2万9千円)の約10分の1の年会費で補償額はプロパー以上に高額です。

本カードの年会費は初年度が無料とはいえ、2年目からは10,000円の年会費がかかります。短期の海外旅行を年に1回だけの場合は、保険会社の保険に加入した方がやすいかもしれませんが、年2回以上の海外旅行をするようなご夫婦にはオススメです。

毎年解約せず保有し続けるとなると年会費がネックになるかもしれません。JALマイルを貯めるカードとしてもプロパーのJALカードよりも効率が良いこともあり、メインカードとして持つこともできるので、検討する価値はあると思います。

また、このカードをオススメするのは、年会費が(年1回以上の使用で)永年無料になるキャンペーンが昨年(2019年)行われたので、今年もあるかもしれません。そうなると、ダントツの“コスパ”になります。

本カードを発行したい方で、年会費がちょっと高いと思われているかは、本年のキャンペーンを狙ってみるのも良いと思います。

年会費税別(本会員)年会費税別(家族会員)
10,000円(初年度無料)1,000円
保険の付帯方法キャッシュレス診療(本会員・家族特約とも)
自動付帯
治療費用(本会員)治療費用(家族特約)
300万円300万円
携行品損害(本会員)携行品損害(家族特約)
30万円30万円
救援者費用(本会員)救援者費用(加族特約)
200万円200万円
賠償責任(本会員)賠償責任(家族特約)
3,000万円3,000万円
その他の特典●航空機遅延補償 ●手荷物遅延補償 ●ショッピング保険などの保険も付帯します。
●空港からの手荷物無料宅配も付帯します。空港からの宅配料を考えると、年に数回も旅行する人はこれだけで年会費の元が取れますのでいっそうお得です。

b.セディナゴールドカード

筆者がすすめる“コスパ”第3位のカードは、セディナゴールドです。年会費が6,000円(初年度無料)でセゾンゴールドアメックスと同等の300万円の治療費の補償がつくので、コスパは大変良いと思います。

家族特約対象者の治療費が200万と少し見劣りしますが、年会費相当なので致し方ないと思います。救援者費用や賠償責任などがセゾンゴールドアメックスよりも優れています。

海外でアメックスカードが使えない地方都市の医療施設などでも使えるカードという意味では、VISA/Masterの方が利便性が高いと思います。

もし、VISA・MasterCardブランドのカードを希望するならば「セディナゴールドカード」もおすすめです。筆者も年会費がお得になるキャンペーンがあれば入手したいカードです。

年会費税別(本会員)年会費税別(家族会員)
6,000円(初年度無料)1,000円(初年度無料)
保険の付帯方法キャッシュレス診療(本会員・家族特約とも)
自動付帯
治療費用(本会員)治療費用(家族特約)
300万円200万円
携行品損害(本会員)携行品損害(家族特約)
50万円50万円
救援者費用(本会員)救援者費用(家族特約)
500万円200万円
賠償責任(本会員)賠償責任(家族特約)
5,000万円2,000万円
その他の特典セディナカードは保険だけでなく、海外ATMで現地通貨を引き出す(海外キャッシング)際にも、一番お得なカードです。

まとめ:クレジットカードの付帯保険もかなり使えます

海外旅行に必要な「旅行保険」の補償額という観点でクレジットカードの選定をしてきました。夫婦で海外旅行を目指すならば、最高の安心を準備したいものです。

そのために、

  • 自動付帯
  • キャッシュレス
  • 家族特約付き

のクレジットカードを所持して備えることで、保険会社の保険に加入する場合でも“安価”にできます。カードの付帯保険だけで賄うことができる場合もあります。

旅先で、緊急事態が発生した場合は、先ずはカード会社の緊急サポートデスク(名称はカード会社によって異なります)に電話をかけ指示を受けてください。キャッシュレス診療は、どこの病院でも可能ではないので、必ずサポートからの指示を受けて指定医療機関で診療することです。

保険求償に関しても適切な指示を受けることができます。グレードの高いカードであるほど、海外での緊急時のサポートがしっかりしています。日本語でのサポートが受けられる場合もあります。年会費が高くなりますが、この点に関してはより安心です。

海外旅行前には、必ず次の点を確認しておくことが必要です。

  • クレジットカードの緊急連絡先は、印刷したりPDFファイルなどにして、必要があればすぐ見れるように必ず持参しましょう。
  • 保険適用に必要な書類についても事前に問い合わせ教えてもらうか、保険求償手続きの手順をプリントアウトして持参しておくと安心です。
  • 利用付帯の保険の場合は、クレジットカードの利用控えは必ず保管しておくことが必要です。カード会社への証明書類として必要となります。

高齢になればなるほど、リスクに備え、安心して海外旅行に出かけたいものです。

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