シニア世代が海外旅行を目指すには航空賃をマイルで賄うことができると、宿泊するホテルのグレードを上げることができ、夫婦や家族でのホテル滞在の楽しみが倍加します。
若い時は日中も夜も動き回ることが楽しみでしたが、シニア世代ともなると、ホテル滞在自体を楽しめると海外旅行も疲労が減少し、いっそう充実した旅行になります。
そのため、筆者は日常の決済でも積極的にマイルを貯めています。現在は、JALマイルをメインに貯めています。
SPGアメックスカードでJALマイルを効率的に貯める
筆者は、「SPGアメックスカード」をメインカードとして使用し日常の決済でマイルを貯めています。その理由は、「SPGアメックスカード」の方が、JALカード以上に効率よくマイルが貯まるからです。
SPGアメックスカードは、マリオットボンヴォイポイントが貯まるクレジットカードですが、マリオットボンヴォイポイントはJALマイルにもANAマイルにも交換できるので、大変重宝しています。
SPGアメックスカードを使用すると、通常のショッピングで、100円の決済で3“マリオットボンヴォイポイント”が付与されます。3“マリオットボンヴォイポイント”は1マイルに交換できます。マイル還元率が1%の高還元クレジットカードなのです。
さらに、“マリオットボンヴォイポイント”をマイルに交換する場合の優れたメリットがあります。
- マイルに交換する手数料は無料です。JALカードのショッピングマイルプレミアムの年会費のような追加の費用がかかりません。
- JA LマイルやANAマイルなど、世界の40社以上のエアラインのマイレジプログラムに交換できます。旅行先に最適な航空会社の最もお得なマイルに交換できます。
- マリオットボンヴォイポイントは実質無期限で貯めることができます。JALマイルにもANAマイルにも有効期限があり、特典航空券に交換できる前に失効するとがっかりします。実質無期限で貯められるのは無駄が生じないのでとても嬉しいメリットです。
- マイル還元率を25%も上げることができます。マリオットボンヴォイポイントのマイル交換比率は3ポイント=1マイルが基本比率ですが、一度に60,000ポイントをマイルに交換すると25%の特典ポイントが増加され75,000ポイントとなります。JALマイルに交換すると、25,000マイルになります。マイル還元率1.25%の最強比率になります。
「SPGアメックスカード」はこのような優れたメリットがあるので、メインカードとして使用しています。
JALカードのマイル還元率は種類にかかわらず同じです
JALカードの種類はグレードを大きく分けると4種類です。
年会費とマイル交換比率を国際ブランドのアVISAとマスターカードを基準にして表にまとめています。アメリカンエキスプレスとダイナースのブランドを冠したカードの年会費はVISAやマスターカードよりも高く設定されています。
JALカード別年会費・サービス比較 出典:JAL公式㌻
普通カード | CLUB-Aカード | CLUN-Aゴールド | プラチナ | |
本会員 | 2,200円 入会後1年間無料 (JAL アメリカン・エキスプレス®カード:6,600円) | 11,000円 | 17,600円 (JALカードSuica、JAL アメリカン・エキスプレス®カード:20,900円) (JALダイナースカード/30,800円) | 34,100円 |
家族会員 | 1,100円 入会後1年間無料 (JAL アメリカン・エキスプレス®カード:2,750円) | 3,850円 | 8,800円 (JALダイナースカード/9,900円) | 17,050円 |
ショッピングマイル | 200円=1マイル | 200円=1マイル | 100円=1マイル | 100円=1マイル |
ショッピングマイル・プレミアム | 100円=1マイル (年会費3,300円/税込)入会の場合 | 100円=1マイル (年会費3,300円/税込)入会の場合 | 自動入会(年会費無料) | 自動入会(年会費無料) |
券種やグレードによって年会費がそれぞれ異なりますが、マイル還元率は2種類のみです。
- ショッピングマイルプレミアムに加入している場合⇨100円=1マイル(1%)
- ショッピングマイルプレミアムに加入していない場合⇨200円=1マイル(0.5%)
表にまとめると以下の通りです。
種類 | マイル還元率 | 年会費(税込) |
普通カード(JCB/VISA/Master) | 100円=0.5マイル | 2,200円 |
普通カード+ショッピングマイルプレミアム加入 | 100円=1マイル | 5.500円 |
CLUB – Aカード(JCB/VISA/Master) | 100円=0.5マイル | 11,000円 |
CLUB – A カード+ショッピングマイルプレミアム加入 | 100円=1マイル | 14,300円 |
CLUB-A ゴールド(JCB/VISA/Master) | 100円=1マイル | 17.600円 |
プラチナカード(JCB/Amex/Master) | 100円=1マイル | 34,100円 |
高額な年会費を支払った場合でもショッピングや日常の決済で貯まるマイルは同じです。
JALの航空券を購入した場合は、グレードによってボーナス加算率が大きく異なりますが、JALの飛行機に搭乗しないのであれば、年会費の高いカードに優位性があるわけではないですね。
100円=1マイルの1%の還元率にするには、最低でも、一般カードでショッピングマイルプレミアムに加入する必要があるので、年会費が5,500円かかることになります。
年間で30万円ぐらいの決済をするようならば、1%のマイル=3,000マイルを獲得できることになります。
JALマイルの価値を、1マイル2円とすると、3,000マイルで約6,000円相当の価値と考えられますので、ショッピングマイルプレミアムに加入して、3,000マイル以上のJALマイルを獲得できるような使い方がオススメです。
SPGアメックスカードの還元率が低い場合があります
一方、SPGアメックスカードで支払いするとポイント付与が半減する場合があります。
それらの支払い先は次の通りです。
- 電力会社・ガス・水道などの公共料金
- 病院
- 年金・税金
これらの支払いでは、通常100円=3マリオットボンヴォイポイント=1マイルのところ、
- 200円=3マリオットボンヴォイポイント=1マイルと、半減します。
表にすると次の通りです。
SPGアメックスカード | 0.5% |
JALカード | 0.5% |
JALカード+ショッピングプレミアム | 1% |
また、全くポイントが付与されない支払い先があります。それは、
- NHKの受信料の支払いです。
表にまとめると、
SPGアメックスカード | 0% |
JALカード | 0.5% |
JALカード+ショッピングプレミアム | 1% |
このような、「SPGアメックスカード」の付与ポイントが劣る支払いには、「JALカード」を使用するのが、マイルを貯めるには効率が良いと思います。
JALカードとSPGアメックスカードで使い分けています
JALマイルを貯めるために、「SPGアメックスカード」と「JALカード」の2枚のクレジットカードを、それぞれの得意な場面ごとに使い分けるのが最も効率的だと思います。
通常のショッピングの支払いで貯まるJALマイル
「SPGアメックスカード」の基本交換比率は100円=1マイルです。
「JALカード」は200円=1マイル(100円=0.5マイル)です。
JALカード | 0.5% |
SPGアメックスカード | 1% |
ショッピングマイルプレミアムに加入して貯まるマイル
JALカードにショッピングマイルプレミアムを有料(年会費 税込3300円)で加入すると、マイルへの還元率を100円=1マイルに上げることができます。
これで、SPGアメックスカードと同じ交換比率になります。
JALカード+ショッピングマイルプレミアム | 1% |
SPGアメックスカード | 1% |
JAL特約店で使用した場合の還元率が2倍に上がります
JALカード特約店が近隣にある場合はさらにお得です。「特約店」での使用は、2倍のマイルが付与されます
JALカード | 1% |
JALカード+ショッピングプマイルレミアム | 2% |
SPGアメックスカード | 1% |
JALカードの特約店では、2倍のマイルが貯まるのですが、ショッピングマイルプレミアムに加入していないと1%の還元率で、SPGアメックスカードと同じです。ショッピングマイルプレミアムに加入している場合のみ、SPGアメックスカードの2倍のマイルがたまると言えます。
ショッピングマイルプレミアムに有料で加入しても、特約店の利用が多い場合は、年会費の元が早く取れることになります。
筆者の「JALカード」の使い方
JALカードでJALマイルを効率よく貯めるには、「ショッピングマイルプレミアム」への加入が必須になります。
もし、「ショッピングマイルプレミアム」に加入しないのであれば、JALカードを決済に使う必要がないと思います。
筆者は、「JALカード」と「SPGアメックスカード」のマイル還元率を比較し、「JALカード」を次のように活用しています。
- JALカード「特約店」で使う
- JALカードの方がSPGアメックスカードより獲得マイルが多い場合
特約店のイオンで使います
近隣にイオンタウンがあるので、もっぱらイオンスーパーマーケットで日常の買い物をします。年間で30万円以上の支払いをしていますので、ショッピングマイルプレミアムの年会費の元は取れています。
特約店のエネオスで給油します
ガソリン・灯油の給油はエネオスを使います。年間で20万程度の支払いをしていますので、ショッピングマイルプレミアムの年会費の元は取れます。
特約店のコンビニで使います
最寄りのコンビニはファミリーマートです。コンビニは基本どこに行ってもファミマを探しています。
NHKの受信料はネットでカード払いです。
「SPGアメックスカード」で支払うとポイントはゼロなので、もっぱらJALカードで支払います。
電力会社・ガス会社の支払いはネットでカード払いです
これらの公共料金の支払いは「SPGアメックスカード」で支払うとポイントは0.5%の還元率なのでもっぱらJALカードで支払います。
まとめ JALカードとSPGアメックスカードの2枚もちが最強です!
以上の5つの支払い先だけでも、ショッピングマイルプレミアムの年会費を払っても、十分に元が取れるだけのJALマイルが貯まります。
この他の特約店が近隣や旅先に見つかれば、「JALカード」で支払いをして、できる限り効率よくマイルを貯めることにしています。
筆者は、基本的に;
- 通常のショッピングでの支払いでは、JALカードでの支払いで貯まるマイルが1%ならばSPGアメックスカードで支払いをします。
- SPGアメックスカードでの支払いで貯まるポイントが0.5%以下の還元率の場合は、JALカードで支払いをします。
「JALカード」でのショッピングだけでは1年間では特典航空券を入手できませんが、有効期限の3年間では、特典航空券を狙えるぐらいのマイルが貯まります。
もし、不足するようでしたら、「SPGアメックスカード」に貯まっているマリオットボンヴォイポイントをJALマイルに交換することで、夫婦2人分のマイルにします。
「JALマイル」を貯めるには「SPGアメックス」との併用が最も効率的で最強の方法であると思っています。「JALマイル」を貯めたい方には「SPGアメックスカード」と「JALカード」の2枚持ちがオススメです。
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